【オスグッド】ってなーに??お子さん…膝痛めてませんか?

2020年05月9日

こんにちは!
住吉駅前整骨院佐々木です😊

 

最近運動不足により、公園等でランニングをする方をよく目にします。

〝在宅で運動量が減っている〟

〝部活がなく、体を動かせてない〟

〝部活がないため、家で筋トレはしているけど・・・〟

など、いろんな方がいると思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今後怖いのが、コロナが落ち着いてきた段階で急激に運動量が増えたときに、運動したいけど、運動中や運動後、膝に痛みが出てきてしまう方です。

 

現在も、久しぶりに体を動かしたら足が痛くなってしまった膝周囲の筋肉痛がすごいなど、患者様からお話を伺うので、一般の方も注意しなくてはいけません。

ただ、学生は特に運動量が増えるため、部活再開後に成長痛が・・・という学生も出てくるかもしれません。

 

 

当院でも、ここ最近はスポーツ障害でご来院される方が増えています。

 

なので、気を付けてください。
特に学生は今、この時だからこそ他の子に負けないように、身体がなまらないようにと自宅でトレーニングしている子たちも多いと思います。

 

 

そこで今回は、今後の予防も含めて

学生の成長期に多くみられる膝の成長痛『オスグッド』

について説明したいと思います!

 

 

*そもそも、オスグッドってなに?
⇨膝のお皿の下にある脛骨粗面という大腿四頭筋(モモの前の筋肉)が付着する出っ張り部分に痛みが出てしまう症状です。症状が重くなると、歩行障害が出るほどひどくなってしまう子もいます。

 

 

症状が出る理由として大きく2つに分かれます。

 

➀骨の成長スピードに対し、筋肉がついていかなくなってしまい、付着部が引っ張られて痛みが出てしまう。
成長期の身体は、骨→筋肉の順に成長していくと言われています。そのため、急激に身長が伸びたりなど身体に変化が出てきた場合にそのような症状が出てくる場合があります。

 

②筋肉の柔軟性が足りないために、付着している部分が引っ張られて痛みが出てしまう。
成長期の骨は成人男性に比べてやわらかいため、筋肉の硬さがあると付着部分の骨が引っ張られて痛みが出てしまう場合があります。特に、先ほどお話しした大腿四頭筋が固まると症状として非常に出やすいです。

 

*対処法、予防法は?
痛み、熱感があるときには患部を氷で20分ほど冷やし、痛みを緩和させます。
特に運動時・後に痛みが出る場合に関しては、必ず運動後にアイシングをしてあげて下さい。

 

大腿四頭筋(モモの前の筋肉)の硬さなど、周囲筋を緩めていく必要があるため、ストレッチを行うことで柔軟性を向上させ、症状を抑えることができます。

 

*どういった治療を行ってるの?

⇨当院が行っている治療としては、膝周囲筋の柔軟性を上げるためのストレッチだけでなく、実際には付着部の所には膝蓋靱帯という靱帯があります。その部分の微細な傷も痛みの原因となるため、傷の部分を少しでもくっつけて治りを早くするための特殊な治療法などを行っています。

骨の突出が強くなると、場合によっては付着部の裂離骨折に至ることもあります。そのため、日常生活に支障が出てしまうほどの状態、徐々に悪化しているなどお悩みありましたらお気軽にご相談ください!!

 

成長痛のようで成長痛ではない。

 

 

そんなオスグッドにならないよう今のうちから準備しておきましょう!!

 

また、どの方にも言えますが、運動はしていただきたいですが、過度な負担をかけすぎてしまうと、逆に体を壊してしまうこともあります。

準備運動、運動後ストレッチは入念に、無理のない範囲でトレーニングをするよう心がけて行うようにしましょう!!