野球肩(インピンジメント症候群)について

2022年07月19日

こんにちは!住吉駅前整骨院の宮脇です。

 

最近では夏の高校野球選手権大会の地方大会が始まり、全国の甲子園を目指し多くの高校球児たちが奮闘しています。

 

 

そこで今回は野球肩について説明していきます!

 

野球基本動作である“投げる”という行為をやり過ぎてしまうとOver useになり肩関節の周りを構成する筋肉軟部組織に沢山の負担をかけてしまい痛みを伴います。
また、投げる動作で肩に負担をかけやすい投げ方になってしまうとMiss useになり関節自体の負担が増えて可動域の制限がかかることもあります。

その時どの動作で痛みが出るのかどこに痛みが出るのかにもよって痛めているところは違ってきますので治療法なども変わってきます。

 

 

野球肩で痛めてくる人の症状として

肩峰下インピンジメント症候群が出る方も多いです。

 

 

 

そもそも肩峰下インピンジメント症候群とは何かというと…

腱板(肩のインナーマッスル)および肩峰下滑液包(関節の衝撃を抑えるためのクッション)が肩の動きで繰り返し衝突を起こす事で腱板の炎症、変性、滑液包の炎症を生じる病変の事を言います。

投球動作での肩関節の動き(コッキング期)で最大外旋位から内旋位に向かう時棘上筋肩峰と上腕骨頭あるいは上腕骨大結節という出っぱりの部分との間で挟まれる事で損傷しやすくなる。この動作は投球動作だけでなく、水泳のフリースタイル、バタフライの動きでも酷使しているため痛めるケースもある。

 

 

その症状と判別するためのスペシャルテスト

1.ニアーテスト
検者は患側の肩甲骨を押し当て、もう片方の手で外転させていく。これは上腕骨を肩峰下面に押し当てるテストであり、外転90°を過ぎたあたりで疼痛がみられれば陽性となる。

 

 

2.ホーキンステスト
検者は屈曲(前方に腕を上げる動作)90°まで腕を上げ、内旋を加える。これは上腕骨の大結節を烏口肩甲靭帯の下面に押し当てるテスト法であり、疼痛がみられれば陽性となる。

 

さらに部類分けしていくと、、
第1期(急性炎症期)
好発年齢:25歳以下
第2期(亜急性炎症期)
好発年齢:25〜40歳
第3期(腱断裂期)
好発年齢:40歳以上

野球のOver useによる肩峰下インピンジメントは第1期が多いです。

 

 

治療法

冷罨法で患部を直接冷やし、疼痛を誘発する動作は禁止とし経過2週間ほどでも症状が改善されない場合、医師に相談する場合があります。
住吉駅前整骨院では、手技療法のほかに超音波治療やハイボルテージ治療で患部の疼痛を緩和させるための治療法などもあります。早期回復をするための治療法は様々ございますのでまずは、お身体の状態を確認しそれに合わせた治療を施していきます!

 

 

最後に

高校野球は3年間しかありません。その大切な3年間をケガで過ごして欲しくないと思います。
今でもありがたい事に沢山の球児達が当院に来ていただいてます。
酷くなってからでは遅い時もありますので、肩に違和感を感じたらまずは住吉駅前整骨院に相談していただければと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

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